2025年5月20日(火)
こんにちは!星圭太です!
今回は、奈良県磯城郡田原本町八尾にある「鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ)」を訪れた体験をレポートします。
◆まず目に飛び込んでくるのは、堂々たる朱色の鳥居
神社の入り口に立つ大きな鳥居。
この日は天候にも恵まれ、澄んだ青空に映える鮮やかな朱色がとても印象的でした。

まさに神域の入口にふさわしい荘厳な佇まいで、足を踏み入れる前から心が引き締まるような感覚を覚えます。

◆アクセスと駐車場情報|車での参拝も安心
神社には参拝者用の無料駐車場があり、普通車で約5台ほど駐車可能です。
大通りから少し入った場所ですが、ナビで問題なくたどり着けます。

※駐車スペースは限られているので、混雑時はご注意くださいね。
◆鏡作坐天照御魂神社とは?|日本の「鏡」文化の起源に迫る
この神社は別名「鏡作神社」とも呼ばれ、日本の鏡作り発祥の地として古くから知られています。


創建はなんと**崇神天皇の御代(紀元前1世紀ごろ)**と伝わり、歴史的にも極めて由緒ある古社です。
◆由来と信仰|八咫鏡にまつわる深い物語
伊勢神宮のご神体「八咫鏡」が移される際、
その**形代(かたしろ)**としてこの地の鏡職人たち――鏡作部(かがみつくりべ)が鏡を試作し、
それを御神体として祀ったのが始まりとされています。


まさに鏡の神様をお祀りする「美の聖地」と呼ぶにふさわしい場所です。
◆ご祭神|鏡と火と美を象徴する三柱
主祭神として祀られているのは以下の三柱の神様:
- 天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)
- 石凝姥命(いしこりどめのみこと)
→ 天照大神が天岩戸に隠れたとき、八咫鏡を作ったとされる鏡鋳造の祖神。 - 天糠戸命(あめのぬかどのみこと)


とくに石凝姥命は、鏡職人・美容・芸術関係者からの信仰も厚く、
「美と磨きの神様」として崇められています。
◆境内の見どころ|鏡池・鏡石・社殿建築
境内には以下の見どころがあります:
- 鏡池:鏡を清めたと伝わる神聖な池
- 鏡石:鏡を磨いたとされる石。今も境内に静かに佇んでいます
- 社殿:江戸時代中期の建築で、三社が並ぶ珍しい様式。木造の温かみと力強さが感じられます
鏡池



鏡石






社殿





自然に囲まれた静かな境内で、深く深呼吸すると心がすっと整います。


◆非公開の社宝「三神二獣鏡」も伝わる
神社には、「三角縁神獣鏡」とも関係があるとされる**「三神二獣鏡」という社宝が伝わります。
残念ながら非公開**ですが、ここがいかに古代文化の中心だったかを物語っていますね。





◆毎年2月の御田植祭|地域に根付く伝統行事
神社では、毎年2月下旬に御田植祭が行われ、地元の方々によって大切に受け継がれています。
季節を感じながら五穀豊穣を願うこの祭りは、古来より続く「祈りのかたち」として今も息づいています。
◆まとめ|鏡と祈りが交差する、美しき静寂の聖地
「鏡作坐天照御魂神社」は、日本人の精神文化やものづくりの原点に触れられる、
とても静かで美しい場所でした。
派手さはなくとも、心が整う、確かに美しくなれるような時間を過ごすことができます。
近くを訪れた際は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
鏡を通じて、自分と向き合う…そんな素敵な参拝になるはずです。
◆写真ギャラリー
































【施設情報】(2025年7月時点)
・施設名:鏡作坐天照御魂神社(鏡作神社)
・住所:奈良県磯城郡田原本町八尾816
・電話番号:0744-32-2965
・拝観時間:境内⾃由(社務所業務は9:00頃~17:00頃まで)
・定休日:なし(社務所業務のみ火曜日が休日)
・駐車場:5台
・アクセス:近鉄「田原本駅」より徒歩約20分
・Googleマップで見る:鏡作坐天照御魂神社(鏡作神社) 地図リンク
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