春目前、セッコクのお手入れ~蕾ふくらむ季節に愛情を込めて~

楽しい園芸

2025年3月31日(月)

こんにちは!星圭太です!

小さな蕾に気づいて

春の陽気が心地よくなってきたこの日、庭のセッコクに目を向けると、小さな蕾がいくつもふくらみ始めているのに気づきました。
冬を越え、こうしてまた新しい命の気配を感じると、自然と嬉しくなります。そして、「そろそろお手入れの時期だな」と、静かに思い立ちました。

2鉢のセッコクと、それぞれの事情

我が家で育てているセッコクは、素焼鉢に植えた2鉢。それぞれに個性があり、どちらも毎年可憐な花を咲かせてくれる、大切な存在です。

ただ、実はそのうちの1鉢は、昨年の強風で鉢ごと棚から落ちてしまい、素焼鉢の一部にひびが入ってしまっています。今はなんとかそのまま育てていますが、見た目よりもダメージがあるかもしれません。

花が咲き終わったら、できるだけ早く植え替えをしてあげたいと思っています。新しい素焼鉢と、ふかふかの新しい水苔を用意して、快適な環境をプレゼントする予定です。

株元の掃除からスタート

今回のお手入れでは、まず株元の掃除から始めました。雑草や、冬の間に落ちた古い葉、表面に積もったほこり・枯れた水苔などを丁寧に取り除いていきます。

株元の掃除をするのにピンセットがあると狭い隙間の雑草もとれるので便利です。

素焼鉢は通気性が良くて根に優しい反面、表面に汚れがたまりやすいため、こうして時々掃除してあげることで、株全体がすっきりとした印象になります。
お掃除のあとは、株元が少し明るくなり、セッコクも心なしか元気になったように感じました。

お掃除後です。なかなかの量の雑草が生えていました。

肥料で元気をチャージ

掃除のあとは、栄養補給の時間。今回は2種類の肥料を使いました。

まずは、固形肥料の**「グリーンそだちEX IBのチカラ」**を鉢のふちにそっと置きました。IBタイプなので、ゆっくりじんわりと効いてくれる安心感があります。セッコクのようなゆっくり育つ植物には、こういった肥料がぴったりですね。

次に、液体肥料の**「ハイポネックス」**を規定の倍率に薄めて、たっぷりと水やり。こちらは即効性があり、これから開花を迎える蕾たちに力強く働きかけてくれそうです。固形と液体、それぞれの良さを活かして、バランスのとれた栄養補給を心がけました。

植え替えの準備も少しずつ

冒頭でも触れましたが、ひびの入った鉢については、花が終わったあとに植え替えをする予定です。素焼鉢は通気性が良く、根にとっても快適な環境を保ってくれる反面、やはり衝撃には弱いもの。新しい鉢と水苔を用意して、根の状態を見ながら丁寧に作業をしたいと考えています。

植え替えは株にとって少しストレスのかかる作業ですが、必要な時期にしっかり行ってあげることで、その後の成長や花付きにも良い影響が出ます。何より、安心して育てられる環境を整えてあげたいですね。

開花が待ち遠しい春

今はまだ蕾の状態ですが、日ごとにふくらんでいく姿を見ていると、本当に愛おしく感じます。
「もうすぐ咲くかな」「どんな表情を見せてくれるかな」——そんな想いで日々見守っています。

毎年変わらないこの小さな喜び。手をかけた分だけ返ってくるような気がして、ますます植物と向き合う時間が好きになっていきます。

これから咲くセッコクの花が、今年もきっと心を和ませてくれる。そう信じて、また明日も静かにその姿を見つめたいと思います。

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