2025年5月20日(火)
こんにちは!星圭太です!
今回は、奈良県田原本町にある「唐古・鍵遺跡」を訪れた際のおさんぽ記録をお届けします。
遺構展示情報館を出てすぐ、「これは川?」と思った風景から始まり、ムラを守っていた環濠(かんごう)、
唐古・鍵遺跡のシンボルともいえる復元楼閣、そして想像を超えるスケールの2200年前の大型建物跡まで──
歩いて、見て、感じて、
まるで弥生時代にタイムスリップしたかのような、歴史ロマンあふれる時間を過ごしてきました。
今回はそんな現地の空気感を、写真とともにお伝えしていきますね!
ムラを守る「環濠」に立ち止まる
遺構展示情報館(公園事務所)を後にしてすぐ、ふと目に飛び込んできたのは、水辺のような景色。
「川かな?」と思ったその場所には、案内板が設置されており、そこには「ムラを守る環濠」との文字が。

「ムラの周りには、環濠が何重にも彫られていました。その中でも内側の最も大きい環濠を“大環濠”と呼んでいます。幅7〜8m、深さ1.5〜2mの溝が、南北530m、東西400mの範囲を巡っていました。
この環濠は洪水からムラを守ると同時に、運河としても利用されていました。」

想像してみると、弥生時代の人々が水と共に生き、自然の力を活かしながら暮らしていた様子が浮かび、なんだかロマンを感じる時間でした。
弥生時代のシンボル「復元楼閣」
次に目に入ってきたのが、特徴的な屋根飾りを持つ復元楼閣。
ここは、唐古・鍵遺跡の象徴的なスポットで、多くの来場者が写真を撮る定番の場所になっているそうです。


この楼閣は、実際に遺跡から発掘された土器に描かれていた絵画をもとに再現されたもの。
屋根にくるくるとうずまき模様の飾りが施されていて、見上げるだけで弥生文化の個性と美意識が伝わってくるようでした。

圧倒されるスケール「2200年前の大型建物跡」
そして、ふと足元を見ると、並んだ巨大な柱の跡が十数本。
「これはなんだ!?」と驚くほどのスケールで立ち並んでおり、思わず足を止めてしまいました。

「2200年前の大型建物跡(長辺13.2m×短辺6m)が発掘されました。柱にはケヤキ材が使われ、北西隅の柱は直径83cm(樹齢110年)という、弥生時代でも最大級の柱だったそうです。」

この建物は高床式で、大型倉庫として使われていた可能性があるとのこと。
復元では、実際に床の高さを2mに設定して、当時の建築様式がわかるように柱を配置してあります。

今はその柱の間を子どもたちが駆けまわったり、親子で写真を撮ったりと、なんとも和やかな空間に。
当時の人々の営みと、今の風景が重なるような、不思議な感覚を覚える場所でした。
散歩の締めくくりに|「レスティ唐古・鍵」七か条に気づく
余韻に浸りながら、駐車していた「道の駅レスティ唐古・鍵」へ戻ってくると、入口前に掲げられているパネルに気づきました。

「レスティ唐古・鍵の愉しみ方 七か条」
- 田原本の歴史を学ぼう
- かわいい「タワラモトン」に会おう
- 田原本町の新鮮な農産物でおいしい料理を作ろう
- 地産地消にこだわった「からこカフェ」に行こう
- 黄金の生食パン「極」の食感を楽しもう
- 自分自身へお土産を探そう
- こころに残る思い出をひとつ持ち帰ろう

今回は「その一:歴史を学ぶ」、「その二:タワラモトンに会う」、「その六:お土産探し」、「その七:思い出を持ち帰る」の4つを愉しめたかなと実感しています。
次回はぜひ、カフェや生食パンなどグルメ方面も攻めてみたいですね!
まとめ
唐古・鍵遺跡を歩いて感じる“弥生ロマン”。
目の前に広がる風景は、ただの公園ではなく、過去と現在をつなぐ生きた歴史でした。
歴史を知ると、その場所の風景が違って見える——そんな気づきをくれる、貴重な体験ができました。
次回予告
次回は「からこカフェ」や「黄金の生食パン 極」など、レスティ唐古・鍵のグルメ面を中心に楽しんでみたいと思います。
それではまた、次のおさんぽ記事で!
【施設情報】(2025年7月時点)
・施設名:遺構展示情報館(公園事務所)
・住所:奈良県磯城郡田原本町大字唐古50-2
・電話番号:0744-34-5500
・営業時間:9:00~16:30
・休館日:月曜日
・入館料:無料
・駐車場:専用駐車場(30台)無料
道の駅「なら歴史芸術文化村」と共用(83台)無料
・アクセス:近鉄「⽯⾒駅」より約1.5km、徒歩約20分
・Googleマップで見る:唐古・鍵遺跡 史跡公園 地図リンク
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※価格、営業時間は変更になる可能性があります。
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