修復された大絵馬と出会う旅|葛城市歴史博物館で感じた地域の想い

おさんぽ

2025年7月26日(土)

こんにちは!星圭太です!

今回は、奈良県葛城市忍海にある「葛城市歴史博物館」に行ってきました。
きっかけは、すぐ近くにある「調田坐一事尼古神社(つくだにますひとことねこじんじゃ)」で見かけた一枚のポスター。そこには「修復された大絵馬~地域の想いをみつけて~」の文字が。展示は2025年9月7日までとのことで、「これは行かねば!」と神社を後にし、すぐに車で向かいました。

【前のブログ記事】「調田坐一事尼古神社(つくだにますひとことねこじんじゃ)」はこちらから


偶然見つけた立派な博物館

到着してまず思ったのは、「へぇ、こんな所にこんな立派な博物館があったのかぁ」という驚き。

入口前のガラス越しに見えたのは、大正時代に活躍した**「南花内消防組ポンプ車」**。旧忍海村の南花内地区で実際に使用されていたもので、大阪市内で製造された歴史的な消防ポンプです。

地域の暮らしを守ってきた道具の存在感に、思わず足を止めてしまいました。


館内で迎えてくれたのは…キャラクター「ヒメいよ」と「イーヨ」

入口を入ると、「ようこそ 葛城市歴史博物館へ」と描かれたポップが目に飛び込んできます。


そこに描かれていたのは、女の子の「ヒメいよ」と白フクロウの「イーヨ」。この博物館のオリジナルキャラクターで、モチーフは古墳時代に活躍した忍海出身の皇女「飯豊青皇女(いいどよあおのひめみこ)」。


館内にはスタンプも4種類用意されており、子どもから大人まで楽しめる仕掛けになっています。


迫力ある展示物「組み合せ式 家形石棺」

さらに目に入ったのは、迫力のある石棺。


これは**「組み合せ式 家形石棺」**と呼ばれるもので、島ノ山古墳群の1号墳から出土したもの。石棺の形が家に似ていることからこう呼ばれ、蓋の突起は運搬時に縄をかけるための工夫だそうです。


有料エリアへ(一般:200円)

受付で入館料200円を支払い、有料展示室へ。


職員の方に確認すると、一部を除いて撮影OKとのこと。涼しい館内で多くの展示をじっくり見られて、この料金はかなりお得に感じました。


修復された大絵馬と対面

展示室を進むと、ついにお目当ての修復された大絵馬3点が登場。


色彩や細部の描写が蘇り、当時の人々の信仰や願いが鮮やかに伝わってきます。長年地域で守られてきた文化財が、現代に息を吹き返す瞬間に立ち会えた気がしました。


その他の見どころ

  • 「再現・少し前の民家」:昔の暮らしの雰囲気がリアルに体感できるコーナー
  • 「年輪は語る」:木の年輪から歴史を読み解く展示
  • 「大和 布施城跡 全体図」:地域の城郭の全貌がわかる資料
  • 多彩な出土品展示
  • スクリーンで学べる歴史映像

偶然見つけたカルガモ親子の写真にも癒されました(笑)


訪問を終えて

今回の訪問は、神社でのポスターとの出会いがきっかけでした。
「行動すれば、新しい出会いがある」──まさにそんな一日。地域に息づく歴史を知ることは、その土地の魅力を深く味わうことにもつながります。

葛城市歴史博物館は、展示内容の充実度、入館料の手軽さ、そして学びと発見の多さからもおすすめできるスポットです。


【施設情報】(2025年8月時点)

・施設名:葛城市歴史博物館
・住所:奈良県葛城市忍海250−1
・電話番号:0745-64-1414
・拝観時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
・休館日:火曜日、第2・4水曜日、年末年始
・駐車場:30台
・アクセス:近鉄「忍海駅」より徒歩約5分
・拝観料:一般:200円(20名以上の団体料金:160円)
     高校・大学生:100円(20名以上の団体料金:80円)
     小・中学生:50円(20名以上の団体料金:40円)
・Googleマップで見る:葛城市歴史博物館 地図リンク


【最新情報はこちらから】

※価格、拝観時間は変更になる可能性があります。
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