奈良・葛城市の古社を歩く — 調田坐一事尼古神社(つくだにますひとことねこじんじゃ)探訪記

おさんぽ

2025年7月26日(土)

こんにちは!星圭太です!

今日は奈良県葛城市疋田にある「調田坐一事尼古神社(つくだにますひとことねこじんじゃ)」へ行ってきました。

名前からしてかなり由緒正しそうな神社ですが、実際に訪れてみると歴史の重みだけじゃなく、面白い発見やちょっとした癒しポイントもたくさんありました。
鳥居の前からすでに風格たっぷりで、境内を歩くごとに「あ、これはブログで紹介したい!」という瞬間が続出。

境内の太鼓橋の下には池があり、鯉がゆったりと泳いでいました。時期によっては、ここでカルガモ親子の微笑ましい姿が見られることもあるそうです。今回は残念ながら会えませんでしたが、訪れる季節によって出会えるかもしれませんね。

今回はそんな調田坐一事尼古神社で体験した、「人形(ひとがた)流し」や拝殿の迫力ある絵馬、そして暑さに負けず咲く可愛い花まで、たっぷりご紹介します。


歴史と格式の重み

式内大社として延喜式神名帳にも記載される神社で、創建不詳ながら奈良時代以前からの歴史を秘める格式ある神社との事です。祭神は「一事尼古大神」と「事代主大神」があり、一願成就・商工業護持・学業成就などのご神徳にあずかれるとされます。


境内に息づく伝統

一の鳥居をくぐると、参道から拝殿へと連なる長く荘厳な空間が広がる景色が圧巻です。古社ならではの静謐と気品を感じられ歴史を感じました。拝殿内には文久元年(1861年)の古絵馬から現代のものまで、たくさんの絵馬が掲げられており、氏子の「ひと言」を託す信仰の深さを感じます。

太鼓橋から拝殿
太鼓橋から一の鳥居

狛犬と「人形流し」で心身を清める

拝殿前の狛犬は他と違い厳かな存在感を放っていました 。

そして境内の池(太鼓橋を挟んで静かに佇む)は“人形(ひとがた)流し”の場としても機能。

参拝者は人形に氏名・年齢を書き、体を撫でて穢れを移し、息を三度吹きかけたのち「祓えたまえ、清めたまえ」と唱えながら太鼓橋を渡って紙の人形を流します。

初穂料は1体100円。心身の浄化と信仰体験が融合したユニークな儀式です。


拝殿

参道を進んだ先に佇む拝殿は、木の温もりと年月を重ねた風格が漂います。


文化と声で語りかける絵馬

拝殿前には“修復された大絵馬~地域の想いをみつけて~”というポスターが掲示されており、これは葛城市歴史博物館にて2025年9月7日まで展示中とのこと。

なんと拝殿内部には、ボタン一つで音声ガイドが流れる案内ボックスまで設置されており、参拝者は絵馬の背景や歴史を深く理解する機会を得ることができます。


暑さに負けず咲く花に見る生命の強さ

炎暑の境内で「サンパチェンス・ラベンダースプラッシュ」というピンクの鉢植えがひと際目に留まりました。この品種は、もともとインパチェンスよりも耐暑性を高めて育種されたもので、夏の強い光にも耐え、春から秋まで花を咲かせ続けてくれます。

株張りも大きく、回復力に優れ、これから咲く蕾もたくさんあり、鉢植え栽培でも美しさを保ちやすいのが特長の花です 。

今度、どこかで見かけたら即買いしたいお花です!


最後に

葛城市歴史博物館への期待と共に、参拝を終える頃、ここで感じた歴史の重みと自然の美しさが心に残りました。ブログ読者へは、ぜひ“歴史・文化・自然・信仰”が織り成すこの神社の魅力を発信したいと思います。


【神社情報】(2025年8月時点)

・神社名:調田坐一事尼古神社(つくだにますひとことねこじんじゃ)
・住所:奈良県葛城市疋田402
・電話番号:0745-69-3353
・拝観時間:自由
・定休日:なし
・拝観料:無料
・駐車場:あり(境内)無料
・アクセス:近鉄「尺度駅」より徒歩約12分、JR「大和新庄駅」より徒歩約37分
・Googleマップで見る:調田坐一事尼古神社(つくだにますひとことねこじんじゃ) 地図リンク


【最新情報はこちらから】

※価格、参拝時間は変更になる可能性があります。
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